夏の思い出(2) カブトムシは何処?編
ザリガニ釣りの帰り際に息子が、林を見つめながら
「僕、カブトムシを捕まえたいんだよなぁ…」
っと、カブトムシへの憧れの呟きに対し、
「んー、カブトムシは、朝早くに捕りに行かないとダメだね。」
「朝4時に起きれる?そしたら連れてってやるよ(どうせ起きれないだろ??( ̄ー ̄)ニヤリ)」
なんて、説得して事無きを得たオイラ。
「(幸いなことに)翌日は雨の予報だね…」
っと、念を押して息子に言い聞かせておいたのですが、翌朝4時過ぎに息子がオイラを起こしにきましたよ。
「お父さん、起きて。 カブトムシ捕りに行こう(^^)」
オイラは前日、飲みに出て25時就寝です。
「んー?雨振ってるんじゃないの? 見てきて…」
ドタバタ…ドタバタ…
「大丈夫、晴れてるよ」
えぇぇぇぇぇっ! 天気予報さんよぉ…
しかし、期待に満ちた息子の顔を見ると、これ以上断れません。
カブトムシか…。
オイラも子供の頃、カブトムシ捕りに夢中になりましたさ。
その当時は、年上の子達から教え聞いた地元のカブトムシが集まる木がいくつかありました。それも木の根元を掘るとコクワガタが時折り捕れる程度のものでした。
カブトムシやクワガタとなると、当時のオイラは捕ったことはなかったのです。
しかも、その当時の木は30年数年の月日のうちに無くなってしまいました。
朝4時に出かける事になったオイラ達ですが、さてどうしたものか…( ;`・~・) ぐぬぬ…
そう言えば、去年ヒルクラ練してた時に、山頂の外灯の下でクワガタの死骸を数匹見つけたことがありました。
外灯の灯りに集まったカブトムシが朝落ちてるかも?( ̄ー ̄)ニヤリ
息子が期待する、木の蜜を吸ってるカブトムシを捕まえる!とは若干違うかもしれませんが、コチラは藁にもすがる思いです。
カブトムシ捕りしてなかったら、自転車でココ上ってたかな…なんて思いを馳せながら、山頂へ向かいます。
途中、いくつか外灯が有りましたが、落ちてるカブトムシは居ません。
「どこにも居ないねぇ…。この山には居ないのかなぁ…」っと、息子の期待値を徐々に下げる作戦も忘れませんよ。
いよいよ山頂到着!
いつもならココで、「出しきったぜ!ふぅ( ´ー`)フゥー...」
的な感じになるとこですが、今朝はココからが本番です。
恐る恐る外灯の下に・・・・。
すると、そこには・・・
ミヤマクワガタの姿が2つも!!! ナヌッ∑(・ω・; )
しかし、頭部のみ・・・・
2匹ではありません。 2つです。
頭部のみ 転がっていましたよ・・・残念!!
ス¨カ¨━━━━(´゚д゚`;)━━━━ン!!!!
しょんぼりするオイラ達親子。
それでも、もしかして…っと、側の木を蹴飛ばしてみることに。
「おりゃ!! ライダーキーック!!」
息子のテンションを上げる為に、お父さん必死ですよ。
ボタボタっ!
木の下で(。-Д-。)ボォ…っと立ち尽くす息子の背中に何かが当り
「痛っ!!」
「あっ!カブトムシだっ!!!!」
クワガタのメスが落ちてきました。
クワガタのメスなんて、小さいし、息子達のいう雑魚いキャラですが、木から落ちてきたのを捕ったってのは、嬉しかったようで大喜びです。
「もう一回蹴って(^o^)」
そんな期待されても・・・・・^^;
更に2度、3度と蹴りを繰り出します。
すると・・・・
ミヤマクワガタが2匹降ってきました! ( ;・`д・´)ナ、ナンダッテー!!(`・д´・(`・д´・; )
「お父さん、天才!!すげーっ!!」
猛烈にテンションが上がる親子二人!
「それじゃ、隣の木も行っとく?」
「おりゃ!!!」
諦めかけた直後の5匹収穫で大満足(^o^)
お父さんの威厳確保です ヤッタ──ヽ(〃∀〃)ノ──!!
「次はカブトムシ か のこぎりクワガタ 捕まえてね(^^)」
っと、更なる課題を与えられつつ、朝のミッションクリアです。
午後からは子供のプール練習です。
ふー、子供は疲れ知らずだな……
洋物カブトもネットで手に入る! オイラの子供の頃は図鑑の中のカブトムシですよ。すげーっ!!